都市農業のあり方を提案する「井上ぶどう園」。立川産のワインエチケット画デザインコンペを開催。そして17年目を迎えたぶどう畑で音楽とワインを楽しむ「ART in FARM」も

シェア・送る

朝晩は少しづつひんやりとしてきて、少しづつ秋を感じるこの頃。立川の富士見町にある「井上ぶどう園」ではスチューベンが収穫の時期を迎え庭先で販売されています。

そんなぶどう園の井上さなさんから製造するワインのエチケット画デザインコンペを開催しているのでシェアしてほしいとメッセージをいただきました。編集部が毎年楽しみにしている「ARTin FARM」も近いので、「情報のシェアではなく記事にしますよ」ということで取材にお伺いしてきました。

まだ残暑が厳しい日でしたがこぼれ落ちそうな袋がかけられた葡萄の房。メッセージをいただいた井上さなさんにお話を伺いました。

立川新聞 毎年秋にここを訪れるたびに思うのですが、立川に葡萄畑が広がる景色って素敵ですよね。

井上さなさん そうですね。都市で農業をしていくことは大変なんですけど… 意味があると思っていて葡萄畑の景観をつうじて心の安らぎだったり身近にある農業を感じてもらって地域住民の方に知ってもらうこと。

土地の活用でマンションや住宅にすることは簡単ですがSDG”sの観点からも農業のある街づくりで土地に力をつけていきたいなという思いがあります。

立川新聞 そうですよね。農地が身近にあると四季も感じられるし心が豊かになる感じがします。今回は製造しているワインのラベルデザインのコンペをされているそうで。

井上さなさん はい。私が16代目で300年続く農地で育った立川産のワイン「宇右衛門」(うえもん)をより知ってもらうのに今回の「ワインエチケット画デザインコンペ」を企画しました。

井上さなさん ベリーA、スチューベン、サンジョヴェーゼの3種が混合する「宇右衛門」(うえもん)とベリーA100%の「宇右衛門A」という名のワインを製造していて、このワインのエチケット(ラベル)をデザインを公募しているんです。

事務局での選考の後、10月5日・6日に行われるアート・イン・ファーム来園者の投票とインターネット投票で行い、来年1月に結果を発表の予定。

グランプリに選ばれたエチケットデザインのワインは来年3月に開催予定のお披露目・試飲イベントで販売。裏面に受賞者の名前がクレジットされて、そのワイン1本と吉祥寺にあるイタリアンレストラン「momento(モメント)」(井上さんのお店)の食事券などが貰えます。

デザインコンペの応募はお子様から参加できるので、自分がデザインしたワインを持てるチャンスです。

応募してみてはいかがでしょうか。

詳細はこちらから:https://www.instagram.com/p/C-HpytQy1ND/?img_index=1


そして今年で17年目を迎えるART in FARM。今年のテーマは「ぶどう畑で音楽とワインを楽しむフェス」

10月の第1週、10月5日6日の二日間。

20名のクラッシックギターの演奏やフルートにパーカッション、クラシック調の音楽が中心になるそうです。

葡萄畑の下でワインを飲みながら地元の飲食店のお料理に上質な音楽。

なんて贅沢なひと時なんでしょう。

都市と農業の問題提起からスタートして17年目の「ART in FARM」。立川の訪れてみたいイベントの一つです。

ART in FARM

井上葡萄園

〒190-0013 東京都立川市富士見町3丁目15

シェア・送る