立川に美術館がやってくる!GREENSPRINGS(グリーンスプリングス)内に絵とことばをテーマにした「PLAY! MUSEUM(プレイミュージアム)」が開館!

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2020年4月10日、東京・立川北口に開業する新街区「GREEN SPRINGS(グリーンスプリングス)」内に

絵とことばをテーマにした新しい美術館「PLAY! MUSEUM(プレイミュージアム)」が開館します。

「ありそうでない」美術館

PLAY! MUSEUMは、大人から子どもまで、誰もが楽しめる美術館。
絵やことば、映像や立体物を通じて自由に感じ、発見し、さまざまな体験ができる場所になるそうです。
展示は、年間を通して著名な絵本作家を紹介する常設展示と、ユニークな視点で作家や作品を特集する企画展示と、ベクトルの異なる2つの展覧会を同時開催。
さらに一般的な展示のほか、来場者が展示に参加したり、ワークショップを通して作家の制作に関わったりと、これまでありそうでなかった美術館の楽しみ方が体験できます。
併設するPLAY! SHOP、PLAY! CAFEは、展示にちなんだオリジナルグッズやメニューも多数あり、これもまた楽しみのひとつになりそうです。

PLAY! MUSEUM( イメージスケッチ) PLAY! MUSEUM( イメージスケッチ) <手塚建築研究所 >

●常設展「エリック・カール 遊ぶための本」

2020年4月10日(金)-2021年3月28日(日)
「この絵本!家にある!」という方多いんじゃないでしょうか。
編集部もこの絵本を子供に買ってこと懐かしく感じます。

エリック・カール『はらぺこあおむし』イラストレーション 1990年 Collection of Eric and Barbara Carle, Courtesy of The Eric Carle Museum of Picture Book Art, Amherst, Massachusetts. © 1969, 1987 Eric Carle. エリック・カール『はらぺこあおむし』イラストレーション 1990年 Collection of Eric and Barbara Carle, Courtesy of The Eric Carle Museum of Picture Book Art, Amherst, Massachusetts. © 1969, 1987 Eric Carle.

年間を通して開催する常設展は、内外の著名な絵本作家の創作活動をより深く、見て知ってもらうことをコンセプトに開催。初年度の「エリック・カール 遊ぶための本」は、
絵本原画を時代順に追うのではなく、絵本を「おもちゃ」に見立てた新しい視点を取り入れています。
おもちゃを思わせる不思議な空間に、コラージュで作られた美しい絵本原画や映像を展示し、「絵本の魔術師」と呼ばれる作家の本質に迫る試み。

エリック・カール(Photo by Jim Gipe, Pivot Media. ©Eric Carle LLC.) エリック・カール(Photo by Jim Gipe, Pivot Media. ©Eric Carle LLC.)

●プロフィール:エリック・カール
1929年アメリカのニューヨーク州に生まれ、ドイツで育つ。シュツットガルトの美術アカデミーを卒業後、アメリカに戻り、グラフィックデザイナーとして活躍。1968年に絵本
『1, 2, 3 どうぶつえんへ』(ボローニャ国際児童図書展グラフィック大賞)を発表して以来、世界中で親しまれる絵本作家となる。
代表作に『はらぺこあおむし』『くまさんくまさんなにみてるの?』『パパ、お月さまとって!』などがある。2003年にローラ・インガルス・ワイルダー賞を受賞。
2002年には、アメリカ・マサチューセッツ州にエリック・カール絵本美術館を創設。カール作品だけでなく、国内外の優れた絵本の原画を幅広く収集して、絵本に関するさまざまな展覧会を開く。

エリック・カール『 パパ、おつきさまとって!』原画 1986年 Collection of Eric and Barbara Carle, Courtesy of The Eric Carle Museum of Picture Book Art, Amherst, Massachusetts. © 1986, Eric Carle. エリック・カール『 パパ、おつきさまとって!』原画 1986年 Collection of Eric and Barbara Carle, Courtesy of The Eric Carle Museum of Picture Book Art, Amherst, Massachusetts. © 1986, Eric Carle.

●展示構成
1.『 はらぺこあおむし』『パパ、おつきさまとって!』『くまさんくまさんなにみてるの?』
などの絵本原画
2. エリック・カールの思想、創作を紹介する映像
3. エリック・カールが制作時に着用していたスモック、使用した筆や絵具などの画材、
ティッシューペーパー(コラージュに使う、自ら色や模様を描いた紙)

playmuseum10+
エリック・カール 「よびかける」絵本 (撮影:長島有里枝)

●オープン記念 企画展「tupera tuperaのかおてん.」

2020年4月10日㊎-9月6日㊐
クスクス、ドキッ、ゲラゲラ、ワクワク
tupera tuperaとたくさんの顔で遊ぶ、新しい展覧会。

「tupera tuperaのかおてん」ロゴマーク 「tupera tuperaのかおてん」ロゴマーク

オープニングを飾る1回目の企画展は、さまざまな絵本賞を受賞し、人気のクリエイティブ・ユニットtupera tupera(ツペラ ツペラ)が「顔」をテーマにした展覧会を開催。

「tupera tupera のかおてん.」「床田愉男」原画 tupera © 「tupera tupera のかおてん.」「床田愉男」原画 tupera ©

人間のもっとも個性的なパーツ「顔」は、tupera tuperaにとって、ブレイク作となった絵本『かおノート』をはじめ、アイディアとユーモアの源泉です。
本展は、『かおノート』『こわめっこしましょ』など「顔」をテーマにした人気の絵本原画を紹介するほか、映像作品「かおつくリズム」、さらに謎の「床田愉男(ゆかだゆかお)」との顔遊び。
また2メートルの大きな顔が並ぶ新作「かお10(テン)」など、平面・映像・立体とさまざまな表現の新作を多数展示します。
一方来場者には「かおシール」で変身し、「かおてん.」の一部となって鑑賞するなど、来場者どうしが楽しむ仕掛けが用意され、さらに、自宅でも引き続き展示の余韻を楽しめるかおみやげ付き。
大人から子どもまで、ゲラゲラ、ドッキリ、ワクワクが続く楽しい世界へと誘います。
なお、本展開催にあわせ、併設するPLAY! SHOP、PLAY! CAFEでも、顔にちなんだオリジナルグッズやメニューがご用意されるそうです。

tupera tupera

tupera tupera

●プロフィール:tupera tupera(ツペラツペラ)
亀山達矢と中川敦子によるユニット。絵本やイラストレーションをはじめ、工作、ワークショップ、アートディレクションなど、様々な分野で幅広く活動している。著書に『かおノート』(コクヨS&T)『やさいさん』(学研教育出版)『いろいろバス』(大日本図書)『うんこしりとり』(白泉社)など多数。海外でも様々な国で翻訳出版されている。
NHK Eテレの工作番組「ノージーのひらめき工房」のアートディレクションも担当。絵本『しろくまのパンツ』(ブロンズ新社)で第18回日本絵本賞読者賞、Prix Du Livre Jeunesse Marseille 2014( マ
ルセイユ 子どもの本大賞 2014 )グランプリ、『パンダ銭湯』(絵本館)で第3回街の本屋が選んだ絵本大賞グランプリ、『わくせいキャベジ動物図鑑』(アリス館)で第23回日本絵本賞大賞を受賞。
2019年に第1回やなせたかし文化賞大賞を受賞。京都造形芸術大学こども芸術学科客員教授。

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tupera tuperaのかおてん.」メインビジュアル画像 ©tupera

●展示構成
1.『 かおノート』『あかちゃん』『こわめっこしましょ』など人気絵本の原画
2. 新作映像作品「かおつくリズム」(制作:CEKAI)
3. 大きな顔の「床田愉男(ゆかだゆかお)」(アイテム製作:Atelier Inadome)
4. 2メートルの顔がずらりと並ぶ「かお10(テン)」(撮影:阿部高之)
5. 立体的な顔のインスタレーション「かおカオス」(協力:武蔵野美術大学油絵学科版画専攻)
ビジュアル・空間デザイン:minna

●PLAY! MUSEUMならではの楽しみ
*来場者全員が「かおシール」をつけて出発。来場者が展示作品の一部に
*家で顔遊びができるおみやげ付き

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「かおシール] © tupera
かお制作中 © tupera かお制作中 © tupera

この春、子どもも大人も楽しめる美術館が立川に誕生します。
CAFEやショップもあり、ご家族で訪れてみたい、素敵な美術館。今から楽しみですね。
併設のPLAY! PARKも後ほど記事にしますのでお楽しみに。

PLAY! MUSEUM

所在地:〒190-0014 東京都立川市緑町3-1 GREEN SPRINGS W3
開業: 2020年4月10日(金)
開館時間:10:00-18:00(入場は17:30まで)
休館日:無休(展示の入替、年末年始をのぞく)
入場料(税込):一般1500円、大学生1000円、高校生800円、中・小学生500円
*未就学児無料
*「企画展」「常設展」の2つの展覧会をご覧になれます
*特典つき(「かおてん.」開催中はかおシール、おみやげ)
*相互割引:「PLAY! MUSEUM」の来場者は、利用当日に限り、
同施設「PLAY! PARK」を当日料金の半額で利用できます(本人のみ)
*会場内はすべて写真・動画撮影可
HP:http://play2020.jp/

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