店主の人柄が心地よいコーヒー屋さん。オープン2年目を迎えた「小梅の珈琲焙煎所」

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おいしいコーヒーの淹れ方に触れる機会があり、それ以来、焙煎豆から珈琲を淹れるようになった編集部。

リモートワークが増え自宅にいる時間がおおくなると、コーヒー豆をドリップしておいしいコーヒーを嗜む習慣に目覚めてしまいました。昨今、アルコールの提供が制限される状況が続き、街のカフェが地域の交流、情報交換の場になりつつあるなぁと感じています。

昨年、立川通り沿いにオープンした「小梅の珈琲焙煎所」。そんな今注目の街のカフェ。オープン当初の様子と2年目を迎えた現在の様子をレポートします。

オープン当初の「小梅の珈琲焙煎所」

小梅の珈琲焙煎所はまるで昭和を感じるレトロな佇まいで、こじんまりとしたお店です。

それもそのはず、以前「スナック・喫茶アスカ」というお店で、後ほど紹介しますが、スナック・喫茶アスカの状態をそのままに情緒あふれるお店にしたんです。

オープン当初の「小梅の珈琲焙煎所」
おオープンオープンオープン当初の「小梅の珈琲焙煎所」

小さな直火の焙煎機で丁寧に焙煎したコーヒー豆の専門店。テイクアウト珈琲は400円から。お店の珈琲豆から好きな種類を選べます。

世界各国からの豆を自分なりのこだわりの焙煎で自分の店の珈琲豆を生み出していきます。小梅の珈琲焙煎所は小さな焙煎機でじっくり丁寧に仕上げていくそうです。

自家焙煎珈琲豆は時期によって料金が異なります。

そんなこだわりの自家焙煎珈琲、浅煎りと深煎りの飲み比べセットも登場!¥500!これはお得なんじゃないでしょうか!

お得な飲み比べセット

店主曰く、いろんな珈琲豆、煎り方を味わって欲しいので、お手頃なこの価格にされているそうです。

そして、お客様それぞれに店主がコーヒーの好みを聞いてその人それぞれの珈琲豆をおすすめしてくれ、そこでの自然な会話、店主の人柄にふれることも楽しみのひとつ。

そんな店主に、お店をはじめたきっかけや珈琲について聞いてみました。

立川新聞:こんにちは。レトロな雰囲気の素敵なお店ですね。珈琲のお店をはじめたきっかけについてお聞きしたいなぁと思いまして。

ものすごく素敵な笑顔じゃないですか。

オープン当初の店主本田さん

本田さん:話せば長くなりますが・・・大丈夫ですか?

立川新聞:はい!もちろん、ぜひ、お話聞かせてください。

本田さん:ありがとうございます。昨年、コロナの影響で仕事を辞めることになってしまい・・・それで就職活動してのですが、このごじせいですから・・・それじゃ、どうせ仕事をするんだったら以前から考えていた好きなことをしようと思いました。そのタイミングで懇意にしていた不動産屋さんからいい物件がありますよとと紹介されたのがこのお店なんです。

スナック喫茶アスカ

立川新聞:以前はスナックだったんですね。そういえばこじんまりとしていてカウンターもあり、たしかにスナックだぁ。

2階にも案内していただきましたが、これがなかなかの時代を感じるお部屋で。

本田さんから改装前の写真を見せていただきましたが、店内もほぼ居抜きの状態で、壁紙をきれいにして、何度も何度も掃除して、念入りに手入れをしたそうです。

カウンターもそのまま

今はコーヒー豆のボトルが置かれている場所ですが、以前はお客さんのお酒が置かれていた場所、ボトルキープの棚だったそう。

ボトルキープの棚を再利用

スナックのボトルキープの棚に並ぶ自家焙煎珈琲豆。ノスタルジックな雰囲気です。

ボトルキープの棚に並んだ自家焙煎珈琲豆

本田さんは、富士見町のご出身。最初に就職したのが珈琲関連の企業に事務として就職したそうで、その時から珈琲に縁があったんですね。

その後、転職し雑貨屋さんで働いていた時に人と接するのが好きなんだと気づいたそうです。

なるほど、最初は事務職として珈琲に係ったのですが、雑貨屋さんでの経験がきっかけで今の珈琲焙煎カフェとして人。地域との交流を深めている本田さんです。

そんな本田さんに煎れてもらう珈琲は、自分のお気に入りにの珈琲豆を選ぶのも良し、その時々の旬の珈琲豆を選ぶのも良し!

丁寧に珈琲を煎れていただき、待つことしばし…

テイクアウト珈琲。いろいろな珈琲豆が選べて一律400円が嬉しい。

テイクアウト珈琲はアイスコーヒー450円も。

これからの季節におすすめのたっぷりのミルクと生クリームのコーヒーゼリー500円。

「小梅の珈琲焙煎所」の由来については?

なじみの客さんから小梅さんと呼ばれている本田さん。お店の名前の由来について尋ねてみると、以前勤めていた編集部の事務所の近く西国立の「PORTERS COFFEE」の店主に相談したそうです。いくつかの候補、その一つに「小梅」があったそうです。いまではすっかり小梅さんに。イベントに出店したり、オンラインショップやスタンプラリーにも参加、雑貨やアートなども充実ししていきたいそうです。    

お店では街の寄り合いのスペースのような、自宅では珈琲をとおしてゆったりとした自分の時間を過ごす。

2年目を迎えた「小梅の珈琲焙煎所」。どのように進化していくか楽しみです

小梅の珈琲焙煎所

〒190-0011 立川市高松町2丁目1−24
営業時間:10時〜17時
定休日:火曜・水曜

Instagram:https://www.instagram.com/coffee_koume/

twitter:https://twitter.com/coffee_koume

文・写真:Yuji Toda
立川新聞編集長/カメラマン
https://www.yujitoda.com/

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