立川の公園と言えば昭和記念公園をイメージする人が多いと思いますが、もうひとつ知っておいてほしいのが「立川公園」です。
立川公園…東京タワーや東京ドームも顔負けの直球なネーミングですが、意外と立川に住んでいても知らない人も多いのではないでしょうか。
場所は多摩モノレール「柴崎体育館」駅の東側。柴崎体育館の道を挟んで向かいの左手にあります。
遊具は特にありませんが、学校の校庭のような広さがあるので、サッカーやキャッチボールをするにはピッタリ。
近所に住む子どもたちはよく利用しているようです。
と…ここまでは立川公園の“表の顔”。
立川公園には、なんとも不思議なエリアが存在します。
公園の奥をよく見ると、大きな桜の木の向こうに何やら開けた空間が…。(写真の左奥)
奥に進んでみましょう。
小さな橋を渡り、桜の木のアーチを抜けると、そこには緑豊かな草原が現れます!
いきなり開ける視界。
持て余すように広がる緑。
ポツンと置かれているテーブルとイス。
整備されているようで、放置されているようなその空間に、「ココは入っていい場所?」と一瞬不安になりますが、私有地ではないのでご安心を。
さらに、東の方に進んでみると、急峻な崖面には何本もの樹木が立派な根を張り、同時に広々とした池が佇んでいます。
公園の奥に広がる「トトロの森」のようなこの自然。
特に何か変わったものがあるわけではありませんが、咲いている草花に季節を感じたり、躍動感のある樹木の根の造形に心を躍らせたり、川のせせらぎに小さな生き物を見つけたり…五感を研ぎ澄ませると、そこにはたくさんの発見が満ち溢れています。
今の季節、子ども連れでここに来れば、冒険気分で遊びながら、夏休みの自由研究のテーマも見つかるかもしれませんね。
蚊が多いので、行くときは虫よけをお忘れなく。
さて、「トトロの森」を満喫して立川公園の方に戻ろうと歩いていると、西側の木の奥に、異彩を放つ建物が…。
「公園の奥の“トトロの森”」のさらに奥に…次回行ってみます!
文・写真:しも
長野県安曇野市出身、立川在住のフリーライター。レゲエユニット「KaRaLi(カラリ)」でミュージシャンとしても活動中。
カラリのしも:Facebook KaRaLi