おいしいものに出会った時、このうえない幸福感に包まれます。
そして立川で暮らしていて良かったと。
ちょっとオーバーな表現になりましたが…
お世辞ではありません。
南口に今年4月にオープンした
「jeune ジューヌ ワインと小鍋」
久しぶりに唸りました。
お店は南口から徒歩1分。お店の入り口には「ワインと小鍋で仕上げた料理」の看板があり、らせん階段を上がった3階にお店があります。
カウンター席が8席のこじんまりした店内ですが、ゆったりくつろげそうな空間です。
透き通ったワイングラスと灯りがアートのよう。1枚板の栗の木のカウンターに並べられたお箸と箸置きが、どことなくプライベートで訪れる鮨屋のカウンターのような雰囲気を感じさせてくれます。
まだまだ暑さが堪える時期なので、すっきりした白ワインと冷菜から。
真鯛の昆布締め 柚子胡椒オリーブオイル830円。
普段は蒸留酒を好む編集部も、スッキリした味わいのワインに食が進みます
そして、お一人様分量の小鍋。
編集部がたのんだのがこちら。夏トマトの鱈ちり1230円
まず第一印象。
一人用の小さなコンロに一人仕様の土鍋ちょこんとのっていて、見た目が可愛い!
トマトに野菜や鱈、豆腐にキノコがぎゅっと詰まっていて、一人分の分量がちょうどいい感じです。
コンロに火をつけ、鍋が出来上がるまで、店主の岩城さんにお話を伺いました。
立川新聞
ワインと小鍋で仕上げた料理ってどんなことなんだろうって。魅かれてついつい、思っていたとおりでした。いつからお店を?
岩城さん
今年の4月からです。以前は都内のホテルで働いてました。ソムリエの資格を取ってからは八王子のワインバーや赤坂のワインサロンでいろいろ経験して、ワインに合う体にいい食べ物を食べてもらいたいと思い、普段からよく食べてる鍋がいいんじゃないかなと。
鰹、昆布、アゴを使ったを和出汁や、フレンチの技法のブイヤベースだったり、いろんな具材を美容と健康によい肴として楽しんでもらえるようにしました。お一人様でも鍋を食べていただけるように小鍋というスタイルでお出ししてます。
立川新聞
岩城さんが立川でお店をはじめたのは?
岩城さん
立川出身でして、お店をはじめるんだったら、いつか生まれ育った立川でと思ってました。
その後も小学校は何処でした?立川のお店は?の話で盛り上がり…
岩城さん
そろそろいい感じですね。
立川新聞
ほんとだ。湯気がいい感じになってますね。それでは、いただきますね。
おいしい!からだにしみる。
出汁がほんのりしみ込んだ野菜と鱈。それに合うさっぱりとした白ワイン。マリアージュ!
岩城さん
鍋の進み具合によってトマトの味も変わるんで、試してみてください。
通なグルメレポーターではない編集部でも、食感の変化と、出汁のしみ具合による味の違いがはっきりわかります。鍋の底が見えるまでいただきました。
紹介できたワインや料理はほんの少しですが…どれもおいしくいただけそうなものばかり。
ブイヤベースは残ったスープでリゾットにしてもらえるそうなので次はこれにしよう!
ちなみに店名の「jeune」はフランス語で「若い」という意味。
美容と健康に良い岩城さんの小鍋料理で、いつまでも健康で、若く!いられる様になればと思う編集部でした。
jeune ジューヌ ワインと小鍋
【営業時間】18:00 ~ 02:00
定休日:月曜
住所:東京都 立川市柴崎町3−4−4 すいれんビル3F
TELL:042-524-7032
http://jeune.jp/
文・写真:Yuji Toda
立川新聞編集長/カメラマン
https://www.yujitoda.com/