浅田真央さんの長年の夢「自分のスケートリンクを作りたい」。
満開の桜が咲き誇る3月28日、その夢が正式に発表されると聞き、メディア関係者が多数集まる「MAO RINK PROJECT メディア発表会」に行ってきました。
会場は「TOHOシネマズ立川立飛」のプレミアムシアター。冒頭「MAO RINK PROJECT]」のMOVIEが会場に流れ、真央さんのスケーティングとその想いを語るシーンが流れます。
MOVIEに続いて明るいブラウン系のパンツスーツ姿の真央さんが登場！「MAO RINK PROJECT]」をプレゼンしていくのですが、言葉に詰まることもなく、とても流暢な話し方に、さすがメダリスト！度胸やメンタルが強いなと思ったのは編集部だけでしょうか。
選手時代から「こんなスケートリンクがあったらいいな」と常に思っていたそうです。海外のコーチからも「いつかは自分のリンクを作ったらいいよ」と言われ、選手を終え、スケーターとしてスケートの魅力を伝えている立場で、次は何ができるのか？
その答えが「自分のスケートリンクを作る事」と思い、その夢の実現にむけて動きだしたのが「MAO RINK PROJECT」。
5歳からスケートをはじめた自身の体験を活かして子供から大人までスケートに親しみ、好きになって欲しいという思いで「スクール」、「アカデミー」、「アイスショー」の3つを中心とした活動になるようです。
そこで「MAO RINK」では練習できる楽しめる環境づくりとして、メインリンクとサブリンクを使っていくそうです。スケーターにとって必要なトレーニングやバレー、ジャズダンスを学べるスタジオ、スケートリンクは寒いのでほっこりした安心安全な手づくりの料理が食べられるレストランをプロデュースし、食の面でも楽しめるリンクにしていきたいと食べるのが好きな真央さんの強い気持ちを感じました。
応援していただいた皆さんに喜んでもらえるように、真央さんの選手時代の衣装や今までに獲得したメダルなどが展示されている「ギャラリー」や、自分がデザインしたウェアなど気に入ってくれたらいいなと笑顔でプレゼンする真央さんでした。
次に「MAO RINK」のパースについても真央さんのプレゼンテーションが続きます。全体的なイメージはクラシカルな趣で大きなアーチ形のウインドゥ、リンクの中も明るい雰囲気に。周りにはお花や木々に囲まれレストランには桜並木が、サブリンクからも桜がみえるのが印象的でした。
今回の「MAO RINK PROJECT」は株式会社立飛ホールディングスの所有地に建設し、強力なチームでプロジェクトが始動します。
スタートについて思い出すように話をする村山社長。
2年前の3月に書いているものを見ないで真央さんから熱い想いメッセージを直接聞いたそうです。後日、真央さんは社長の反応がなかったのでダメかなと思っていたそうですが、社長のGOサインが出ていないのに、チームの担当の方がどんどん絵を描きはじめ、今につながっていると懐かしそうにお話ししてました。
「10年前ぐらい前から地元立川の賑わいにとそれに資するようなものを進めてきて、全国にいる真央さんのファンが立川に来てもらえると」村山社長は確信しているようでした。
質疑応答ではテレビ局2社と新聞社、そして地域メディア代表でえくてびあんさんが真央さんに「立川で活躍している人を立川人と呼んでいますが、これからは真央さんも”立川人に入っていただけますか？」の問いに…
真央さんは「それは、常に私はいると思いますので、立川人になっても大丈夫でしょうか？」と嬉しい一言でした。
自分の名前がついたリンクができることに真央さんは、「これからは40になっても50になってもここに居て普通に滑っているかもしれません」と立川市民にとっては嬉しすぎるコメントで第一部は閉会に。
第2部は「MAO RINK」建設予定地で写真撮影に。
この日は午前中は雨が降っていたのですが、ちょうど撮影のタイミングでいい天気に。やはり何かもっている人なんですね。
レストランやサブリンクから見える予定のさくらを背景に撮影。さすがの立ち姿！美しいかったです。
最後に真央さん直筆のお手紙を一部紹介して今回の「MAO RINK PROJECT メディア発表会」の締めくくりにしたいと思います。
自分のリンクで、将来世界で活躍できるスケーターを育てたい。子どもたちから大人まで、幅広い世代の方々にスケートを楽しんでいただきたい。
トレーニングジムやスタジオ、温かい食事が食べられるレストランがあり、子どもたちが毎日練習に通いたくなるような明るいリンク。
リンクを利用する人だけでなく、地域の方々など沢山の人が集えるような笑顔溢れるリンク。 それが、私の夢のリンクです。
