立川では、30回目のよいと祭りに続き、
17日(金)~19日(日)は20回目を迎える羽衣ねぶた祭りが開催されます。
津軽の黒石市の協力を得て、ねぶた人形ひとつからはじまった羽衣ねぶた祭りは、東京で青森のねぶたが堪能できるということで、地元立川はもちろん、他の地域からも大勢の人が訪れる立川の夏の風物詩となりました。
間近で観るねぶたはその大きさと、夏の夜に煌々とともる灯りに圧倒されます。羽衣橋からはじまる200メートル程の会場に、ねぶたが十数基、煌々と鎮座します。
羽衣ねぶた祭り会場の最寄り駅はJR南武線の「西国立」 立川なのに国立?
そんな疑問を持った方もたくさんいらっしゃると思います。青梅線には西立川があり、南武線には西国立。実は昔、立川駅と西国立駅との間に「東立川駅」があったのです。南武線がまだ南武鐡道の時代です。昭和19年国鉄になった時に東立川駅は廃止されました。東立川駅の場所はトヨタドライビングスクールに行く手前の踏切そば、当時は路面電車1,2両の走っていたので、駅といっても20メートルほどの停留所だったと思われます。なぜこの場所に駅ができたかというと、軍需工場(野沢自動車工作所)があったためで、戦争と共に駅も廃止されてしまったと思われます。
参考文献:羽衣会創立70周年記念誌より
そのような歴史を持つ「西国立駅」の東側が、ねぶた祭り会場の羽衣町になり、駅の西側には立川病院、りするホールや、旧市役所の跡地に子ども未来センター、無門庵があります。無門庵前の立川駅方面に続くこの道。以前は桜のトンネルが続く道で桜の撮影ポイントでしたが、安全性確保のため伐採されてしまい、非常に残念です。
現在は道路左側にあった自衛隊宿舎などが取り壊され、広大な更地が広がります。西国立駅の再開発も計画はされているようですが、さて、何ができるんでしょう。
無門庵は1940年ごろに出来た旅館で、その後陸軍将校の専用旅館、米軍兵の宿泊所、時代を経て旧本館を残し懐石料理店として現在の無門庵に。
【無門庵】立川新聞バックナンバー https://tachikawatimes.com/mumonan.html/
西国立駅の改札を出て会場へ向かう途中にある、穴場カフェが集まる西荻窪にありそうな隠れ家的な雰囲気のカフェがあります。店主は昔映画制作に携わっていたということで、店内からもまるで映画のワンシーンのような物語の気配を感じます。
【カフェ六季】立川新聞バックナンバーhttps://tachikawatimes.com/caferokki20170206.html/
立川駅から徒歩で向かう途中、羽衣町方面へ向かう途中、南武線の踏切近くにある「中華料理の医食同源ゆるり」。若いご夫婦お二人で、店名にもなっている医食同源、体も心も幸せになる中華料理がいただけます。
ゆるり中華食堂・癒食同源
ねぶた祭りの会場入口近くには、一軒家の入り口のラーメン屋さん日の出屋さん。玄関が入口ですが看板もちゃんとありますので。
【日の出屋】立川新聞バックナンバーhttps://tachikawatimes.com/hinodeya150709.html/
祭りの会場の通りには、模擬店が数多く並びますが、通りの中ほどに立川では珍しいギリシャ料理シュポールがあります。
【シュポール】立川新聞バックナンバー https://tachikawatimes.com/shupolu.html/
20回目を迎える羽衣ねぶた祭。今年もきっと大勢の人で賑わうでしょう。
ゆるーくご紹介してきた祭り会場の周辺のお店。今回ご紹介したお店以外にも素敵なお店があります。祭りへ行く前の一杯や、最後の締めに、西国立・羽衣町のお店散策してみてはいかがでしょうか。
立川新聞取材店マップhttps://tachikawatimes.com/map/
羽衣ねぶた祭り会場周辺