TOKYO2020。
世界が注目がするはずだった2020年夏。
そんな立川でもお祭りの中止、レインボープールの営業取りやめ、夏休みも短くなったり、これまで当たり前に出来たことが…
街の景色も変わってしまったことしの夏… 浴衣姿の女性をまだ見ていない気がします。
高校野球は地方大会、甲子園では交流戦が行われてますが…
甲子園出場を目標にしていた球児たちには大きな目標が失われ、残念な状況になりました。
そんな、今年の夏の状況を写真と文章で綴る、PHOTO ESSAY第2弾をお届けします。
『コロナの落としもの』
宇宙はまだたそがれ
飴色の飛行機雲を引いているけれど 下界に明かりが灯りだす街を横目に 少しだけ引っかけていこうか。
窓から見下ろす交差点は無尽の金魚鉢
色とりどり、暑い季節にうつろう熱帯魚の群れ
あの人にだけは見てほしくての今月今夜、艶やかな夜
小さな海に踊る金色の粒は 硝子の肌に汗ばむ娘たちの背のび
コロナの沈みに包んでも、つつみ隠せぬ歯痒さに
グラスに咲く花火の飛沫は饒舌で、秘めを彩っては弾いて消える
今宵あの娘は 黄色い浴衣の発泡美人
筆者プロフィール
おおつきみつあき
文筆家、イラストレーター
東京はGototravelキャンペーンから除外され、帰省も慎重に検討してして欲しいと要請があり、40度に迫る酷暑の中、お盆休みも地元立川で過ごしている方が多いと思います。
来年の夏こそは延期になったオリンピック・パラリンピックの開催、そして今年は切り取られてしまった夏の日常、プールやお祭りができるようにと願うばかりです。
それには、Withコロナの時代における取り組みを、今から知恵をだしあって準備を進めなくてはと、地域密着ウェブマガジンとして何かできることはないかと勝手に使命感を感じてしまう編集部です。
文・写真:Yuji Toda
立川新聞編集長/カメラマン
https://www.yujitoda.com/
立川CAMERA