きっかけはフェイスブックの記事でした。
緊急事態宣言が発出され、営業自粛で休業する飲食店もあるなか、ふと目にしたこのイラスト。
Senjyu Carry the Curry!
立川野菜で仕込んだ千珠特製カレーをご自宅まで届けます!カレーの発酵付け合わせもつけますね。
なんと!鉄板焼きの千珠さんがカレーを無料で配る?
飲食にかかわる方が苦労しているこんな時にすごいなぁと感心し、おもわずSNSでシェアさせてもらいました。
シェアした編集部にも問い合わせがあり、こんな時にこんな事をしたストーリーとして記事にしておきたいと、Carry the Curry当日に千珠さんへ伺いました。
午前中からカレーを配りに立川市内、近隣をまわり、千珠武藤さんと、お手伝いに駆けつけた小山農園の小山さんが戻ってこられたのが17時過ぎ。
立川新聞
カレーの配達、お疲れさまでした。
武藤さん
こちらこそ、何度か来ていただいてすいませんでした。
カレーの鍋の蓋をあけ、笑顔で応えてくれる武藤さん。となりでお花を持っている小山さんも笑顔です。
小山さん
お花も一緒に配ったんですよ。よろこんでもらえてよかったですーー
配達したカレーは、鍋の底の方にわずかに残っているだけ。
お話を聞いたところ、午前中に出発し、立川市内や昭島、国立と、配達経路の履歴を地図アプリでみせてもらいました。
ふだん来てくれるお客さんや、SNSの情報発信で予約した方など、ドアTOドア、鍋から鍋へと50か所以上訪問し、100食以上のカレーを配ってきたそうです。
直接、お店に取りに来る方もいて、ほんとに嬉しい!今日の夜はカレー!とよろこんで貰っていきます。
お渡しするカレーは鉄板焼き千珠さんのお肉に立川野菜がぐっとつまったカレーに、小山農園さんの人参のラぺ、発酵キャベツがセットでいただけます。
立川新聞
武藤さん、このタイミングでカレーを配るって凄いことだなぁとおもいますが?
武藤さん
そうですね、千珠もTAGも今日から休業するんですが、飲食に携わる者として、生産者の想いとか、食を通してみなさんに笑顔になってほしいことですかね。
こういう3密というデリケートな時に、それじゃ自分で配っちゃおと。鍋TO鍋の運動です!
立川新聞
小山さんもおつかれさまです。カレーを配ってみていかがでしたか?
小山さん
カレーを配ってみて、その先々で皆さんがほんとに笑顔で。それと、こんなに、お土産貰ったんですよ。
武藤さん
そうなんですよ。僕らも配っていて、こんな時だけど、みなさんの笑顔に元気をもらいました。カレーを配ったのにお酒までいただいて… 与える者が与えられるってほんとですね。
取材の帰りにカレーと付け合わせの熟成キャベツをいただき、家でカレーをいただきました。
おいしかったですよ。
千珠さんのビーフと大根もはいっている野菜がふんだんのビーフカレーでした。
コロナウイルスの影響で外出自粛が続く中、食を通して笑顔にしたいとおこなわれた【 Senjyu Carry the Curry! 】
立川のすてきな出来事として記録しておきます。
武藤さんからの課題です。
学校が休校、リモートワークが増え、子供大人も時間があるので「環境問題」について考えてみましょう。編集部の答えは「地産地消」いかがですか?
鉄板焼 千珠
所在地:立川市曙町3丁目4−3
電話: 042-529-6787
営業時間
【木・金】昼 11:30 ~ 13:30
【平日】夜 18:00 ~ 23:00(lo22:30)
【土・日・祝】17:00 ~ 23:00(lo22:30)
定休日:水曜日
https://senju-tachikawa.owst.jp/
※只今営業自粛要請により休業中です。再開についてはホームページをご確認ください。
文・写真:Yuji Toda
立川新聞編集長/カメラマン
https://www.yujitoda.com/