東京のhidden islands、世界遺産に登録されている小笠原諸島。故郷小笠原への想いで立川にオープンした島想食堂(シマオモウショクドウ)は小笠原諸島の魅力を発信し続けるお店。

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東京なのに近くて遠い…都民としては一度は行ってみたい島。父島へのアクセスは、定期船「おがさわら丸」に乗船。東京竹芝桟橋を朝11時に出港し翌朝11時に父島に到着。24時間かかるんです。ハワイに行くより時間がかかるんですね。 通常は週1便程度なので必然的に1週間の旅になります。ゴールデンウィークや夏季、年末年始は3日に1便程度の運行スケジュールになるそうです。

そんな小笠原諸島出身の店主中西奈美さん。2013年度立川チャレンジショップ「コラボ」の卒業生で立川の姉妹都市アンテナショップ信濃大町アルプスプラザ店長としてもながく活躍されてました。今年の3月に閉店後はしばらく充電し立川で島の料理と文化を発信できるお店をやりたいなと話していたのを覚えてます。編集部とは趣味のウクレレで何度かご一緒させていただきました。いわばウクレレの師匠のひとり。

信濃大町アルプスプラザ当時の中西さん

それから半年後。中西さんが語っていた故郷小笠原の料理と文化を発信できるお店をオープンすることを実現させたんです。半年前に話していたことをかたちにするのってなかなかできる事ではないですよね。

島想食堂(シマオモウショクドウ)は小笠原諸島の食と文化、アート・モノづくりを発信し「島を知りたい」「島に行きたい」と島を想う人達が誰でも、気軽に集まってそれぞれの伝え方でわいわいと楽しく島を想う人たちががつながる場所。

編集部もそれほど小笠原諸島についての知識がなく、中西さんと話してはじめて知ること、気づくことがあり小笠原のことをもっと知りたい!と思うようになりました。沖縄返還の少し前に返還になった小笠原。先住民やルーツ、戦争のこと、米軍駐留時代、島の音楽などなど、知りたいことがいっぱいあります。編集部もいつかは行ってみたいと思っていた父島。お店に通いながら少しづつ知っていきたいと思います。

島を想う人たちががつながる場所「島想食堂」。もちろん食堂なので「食」をとおしての繋がりからでしょうか。

店頭には島レモンや島オクラの野菜、店内には小笠原の塩や島唐辛子やオガスコ、グアバうどん、島セロリ茶漬など小笠原の食品がいっぱい。

亜熱帯の小笠原で無加温栽培が可能な国産バニラビーンズやパッションフルーツのジャムにクッキーなど南国ならではのお菓子たち。

台風で倒れてしまった木や外来種として生態系保守のため伐採される木材を使ったアクセサリーやひとつひとつ手作りされる島の花々や貝などを用いた雑貨も種類が豊富です。

そしてそしてメインのお料理。お店の正面にその日のお総菜とスイーツがショーケースにならんでます。

この日は島はちみつ入りキャロットラぺ・大町鹿とポテトのオムレツ・ひじきと野菜のバルサミコ・えびとカボチャのエスニック炒め・シャキじゃがとツナのオガスコ和え・茄子のピリ辛トマトマリネ。

ランチはこのお総菜から好きなおかずを選ぶスタイル。長野県大町市のゆめしなののごはんと北島麹店の室糀味噌「錦白」のお味噌汁、お漬物にお総菜2品セットで 1,100円。どれも野菜がふんだんに使われているのでとってもヘルシー。

ショーケースの向こう側には笑顔がすてきなスタッフが丁寧にお総菜の説明をしてくれます。

編集部が選んだのはえびとかぼちゃのエスニック炒めにシャキじゃがとツナのオガスコ和え、島はちみつ入りキャロットラぺ。

とってもおいしそうな島レモンのウイークエンドシトロンも一緒にテイクアウト。

その日の夜にテイクアウトしたお総菜を盛り付けビールと一緒にいただきました。シャキシャキのじゃがいもにオガスコがしっかりとした島の風味を感じます。ビールにあうエスニック風味のえびとほのかな甘みのキャロットラペがとっても相性がよくてその日に全部食べちゃいました。

食後には珈琲と島レモンのウイークエンドシトロンをいただきましたが、島レモンの爽やかさと甘みが絶妙で珈琲にばっちり。まだまだ食べちゃいそうで1個だと物足りない感じでした。

夜になるとお店の雰囲気もガラッと変わり居酒屋タイム。お酒がすすみそうな島の食材を使った料理に島レモンやパッションフルーツを絞ったお酒もあるんですよ。

島レモンハイボールに若鳥の唐揚げ島レモン南蛮に

四角豆の天ぷら

締めにも良し、編集部おすすめの小笠原の郷土料理「ダンプレン」。 

鶏肉ベースのスープにやさしい小笠原の塩味が利いていてしみますね~ すいとんといっぱいの鶏肉、キャベツにジャガイモもはいって具沢山でヘルシーな料理です。ぜひ試してみてください。

ごはんものも小笠原のしおむすびやこちらのポキ丼もおすすめ。

いつかは訪れたい小笠原の話しをしながら島の料理でお酒を愉しんだり、店主の中西さんにディープな島の話しを聞いたり、まだ置いてないのですがウクレレの音色にうっとりしたり。

島想う人たちがつながる場所~島唄食堂。

いつかは島に行ってみたい!と想う編集部でした。

島想食堂(シマオモウショクドウ)

今月末までのオープニングサービスで「島想食堂」のフライヤーとfacebookページにあるチケット持参でテイクアウトお惣菜とランチが10%オフになります。

営業時間【火曜日】17:00~22:00 【水~土曜日]】11:00~22:00 ※14:00~17:00をのぞく【日曜日】 10:00~18:00

〒190-0022 立川市錦町1-8-2乙幡ビル

PHONE:042-527-2050

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