立川カクテルフェスタにあわせて、立川のBARを巡る取材企画PART4。
11月も後半戦。早々とカクテルフェスタ参加13店舗をコンプリートした方に偶然遭遇。編集部もうかうかしてられません。
今回の立川BAR巡りPART4でやっと参加13店舗の紹介がコンプリート。
最初に紹介するBARは南口のSAN‘s BAR
南口で15年続くBAR。
奥行きのある店内は長いカウンターと、テーブル席が奥に続きます。
この日はオープンまもなく、お客さんが多数来店。
実は理由があって、この日はワールドカップラグビーの決勝戦。SAN‘s BARにはテレビがあり、飲みながら観戦しようと早い時間から来店したようです。
先に来ているお客さんの注文が落ち着くのを待って、編集部お決まりのバーボンを注文。
丸く削られた氷がカウンター越しの灯りと重なって、氷の表情が綺麗に見えます。お店によって違う氷の特徴も、バー巡りの楽しさ。
イケメンバーテンダーの須藤さんがカクテルをシェイクする様子。
惚れ惚れする振舞い。いいものを見せてもらいました。
サンズバーさんはおつまみや、ピザ、パスタとフードメニューが充実していて、結婚式の2次会をするお客さんも多いようです。
そんなサンズバーさんのカクテルがこちら。
カクテル名:マラソンランナー
テーマ競技:マラソン
レシピ
ミィスティア 40ml
グリーンアップルリキュール 20ml
ローズマリーリキュール 10ml
ライムジュース 10ml
シェイクしてソーダアップ
アルコール度数 10度前後
創作意図:木漏れ日の中を走り過ぎていくランナーをイメージして作りました。
SAN’s BAR
営業時間:日〜木 18:00〜26:00 金土、祝前日 18:00〜27:00 無休
住所:立川市柴崎町3-1-9 ラ・テールビル3階
TELL:042-529-8800
次も南口の老舗の1軒。
編集部も良く通う宝華ラーメンのビルにあるPORT BAR
サンズバーさんの系列のお店ですが、佇まいがちょっと違い窓が広く開放的な店内です。
カウンター席には立川カクテルフェスタのポスターが置かれてます。
少し高いカンター席越しには女性のバーテンダーさんもいて、和やかな雰囲気。
若いバーテンダーさんの大中さんがお相手してくれましたが、キリっと引き締まった対応でBARらしさを感じます。
こちらはお酒中心のバーですので、外に見える夜景を見ながらゆっくり過ごすにはいいお店です。
そんなポートバーさんのカクテルがこちら。
カクテル名:Exhibition(エキシビジョン)
テーマ競技:テニス
レシピ
ボンベイサファイア45ml
ミスティア10ml
グレープフルーツジュース15ml
エルダーフラワーシロップ15ml
シャルトリューズジョーヌ 1tsp
シェイクしてカクテルグラスに注ぐ。
アルコール度数 20度前後
創作意図:
芝を駆ける爽快なプレーをイメージし、エキシビジョンらしく気軽にお楽しみ頂ける上品な一杯です。
PORT BAR
月~木 18:00-26:00
金、土、祝前日18:00-27:00
日曜定休
立川市柴崎町3-7-4山三ビル二階
042-528-6565
次のBARはジンが数多く揃っているお店BAR KoH
北口のスクランブル交差点のそばにあり、スクランブル交差点の夜景を見ながらお酒をのめる都会的な居心地。
この日はエプロン姿でカウンターに立つ藤田さん。写真は撮りませんでしたが、お店のメニューボードにはポークカツレツがあったり、お店の雰囲気とのギャップがまた面白く感じた編集部。お客さんの要望によってメニューを決めているそうです。
マスターの藤田さんのおすすめで京都蒸留所のジン「季の美」をベースにしたジントニックをいただくことに。
すっーとした爽やかな口当たり!
でも、いろいろブレンドされた複雑な味わいも感じます。
こちらの「季の美」は京都のジン専門蒸溜所がつくるジャパニーズ・クラフト・ジンで、米からつくるライススピリッツに柚子、山椒、檜、玉露…がブレンドされた和を感じる味わい。オンリーワンのGIN、いい体験ができました。
100種類を越えるクラフトジンとウイスキーが飲めるBAR KoHのカクテル。
もちろんジンベースで。
カクテル名:KANAKURI
テーマにした競技名:マラソン
レシピ
季の美30ml
クチナシの実(季の美に瞬間インフュージョン)
自家製ジンジャーシロップ 5ml
自家製 経口補水液ソーダ 60ml
デコレーション
栗の甘露煮、金箔
アルコール度数約14%
製作意図:『日本マラソン会の父』金栗四三氏をイメージしたカクテル。日本を代表するジンと共に立川カクテルフェスタを走りきれ!
BAR KoH
営業時間:18:00-24:00
定休日:日曜、祝祭日
住所:立川市曙町2-11-8スカイピア立川 3F
Tel:042-529-6867
https://atcf.jp/koh/
次は南口に戻り、立川通り側のトンネルそばにあるKony’s Bar
お店のある2階に上がると、オープンして2年ほどのBARですが店内は古き良き昔のBARの佇まいを感じます。
トンネルのそばにあるので、電車の音が遠くから聞え、いい感じ。
まだ早い時間だったのでビールを注文。
低めのカウンター席から見上げるようにカウンターにずらっと並んだ洋酒たち。
特にスコッチウィスキーに掘り出し物もあるとか。
Kony’s Barは早い時間からオープン(17時)してるのも特徴。
黒板に書かれたメニューも豊富で、食事としても利用出来て、1軒目としてもおすすめです。
そんなKony’s Barのカクテルがこちら
カクテル名:風のシルフィード
競技種目:馬術
レシピ
ホワイトホース 40㎖
コアントロー 20㎖
レモンジュース 15㎖
シェイク、ソーダuP
アルコール度数 20%
創作意図:馬術競技での力強い走り、さっそうとジャンプする爽快感を 表現してみました。
Kony’s Bar
営業時間:17:00〜1:00(平日) 17:00〜5:00(金.土) (Noゲスト時、3:00)
住所:立川市錦町1-5-35アマチクビル2F
TELL:042-512-5424
さあ、カクテルフェスタ参加13店舗目。最後のBARの紹介です。
こだわりの野菜を使ったカクテルが有名ですが、実はウイスキーを始めとしたハードリカーも充実しているあぐりこ
北口の屋台村パラダイスそばの繁華街の通り、この灯りが目印です。
まず、ビックリするのが、ビルとビルの間の細~い入口になっていて、秘密基地のような場所にある事。
まさにこれぞ隠れ家的BAR。
おそるおそるドアを開けると、エントランス部分になっていて、この奥にお店が少し見えます。
店内は入口から想像すると、至って通常のBARの作り。
人工芝でしょうか。芝生のようなフロアーはどこかアウトドア感も感じてしまいます。
マスターの森田さんとは、毎年秋に井上葡萄園主催のアートインファームで何度かお目にかかっていて、少しお話をお聞きしました。
立川新聞
BARの店名「あぐりこ」はどんな由来があるのですか?
森田さん
あぐりこはアグリカルチャー、イタリア語でagricoltura。そこから「あぐりこ」という名前にしました。
立川新聞
そうなんですね。だから床も芝生みたいで。
森田さん
そうです。アートインファームのイベントでBARのお手伝いをしてたのがきっかけで、どうせなら常時、農作物(agricoltura)をテーマにBARをはじめようと。お酒も麦やサトウキビ、葡萄、お米など農作物からできるものですから。
立川新聞
なるほど。agricoltura!いい響き。
農をテーマにしたBARあぐりこ。カンター席にも旬の果物や野菜がかごに盛られてます。
いつもはバーボンを頼む編集部はやはりここは野菜のカクテルをいただかないと!と思い注文したのがこちら。
大根のカクテル
これがスッキリとした味わいにちょっと大根の甘みと苦さがあってオンリーワンなカクテルでした。
そんなあぐりこさんのカクテルがこちら。
カクテル名:ブラックベルト(黒帯)
テーマ競技:柔道
レシピ
カフェリカ31 45ml
アマレット・ディサローノ 10ml
レモン 10ml
上記をシェイクしフルートシャンパングラスに注ぎ冷えたコーラで満たす。グラスの縁にマラスキーノチェリーを飾る。
アルコール度数8%
製作意図
各国代表が締めるブラックベルト(黒帯)をコーヒーリキュールとコーラで。
そして最も高い位置に掲げられる日の丸を願ってチェリーを飾りました。
やさいのShot Bar あぐりこ
営業時間:18:00〜27:00
定休日:日曜定休
住所:曙町2-21-3
TELL:080-3358-3005
立川カクテルフェスタにあわせて、参加店舗を紹介する立川のBAR巡り。いかがでしたでしょうか。
取材にご協力いただいたBARの皆さまありがとうございました。
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最後にBARに行く前にちょっとした心構えについて。
以前取材記事で取り上げてレストラン&バーのマナーについて。
Barでは「お席」=「空間」を保証します。
その対価として「チャージ」が発生し、立川では大体¥300円~¥1000くらい。No Chargeのお店も多くあります。
お店での滞在時間についてBARでは基本3杯までと言われてます。お酒を1杯飲むのにカクテルで大体15分から20分。ウイスキーでも同じくらいが25分ほど。注文する前に何を飲もうかと考えている時間とバーテンダーが提供するまでの時間。飲み終えた後の余韻。これらあわせて30分の時間を1杯の酒で楽しめます。すると3杯で1時間30分ほど楽しめるという訳です。
せっかく2人でお店に来てくれたのに空きは1席。自分の横が空いている。
そんな時は1時間30分楽しんだから次の人どうぞと、会計して席を空ける。
自分が好きなお店を他の方にも楽しんでいただく気遣いができると素敵です。BARに長居をしない。・・・
そんな飲み手になりたいものです。
文・写真:Yuji Toda
立川新聞編集長/カメラマン
https://www.yujitoda.com/