子どもたちの悩みや困りごとを一緒に考え、いつでも誰でもみんなの居場所に。個別支援学習塾「ありんくりん」

2023.03.22

地域情報

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受験対策や学校の授業の補習を目的とした一般的な学習塾は数多く存在する一方、不登校や引きこもり状態、コロナの影響で生活基盤となる家庭や学校に対して何らかの問題を抱えている子供たちの居場所が昨今増加傾向で待機せざるを得ない状況が見受けられます。

学習面だけでなく、人との関わり合いが十分に得られないことで、心身ともに健康で健全な生活を営むことができずらく、人間形成において何らかの課題を持ってしまうことになりかねません。

このような児童を支援する施設は少なく、児童やその保護者にとっては大切な居場所になりうるのです。

こういった問題解決のため、2020年に「ありんくりん」はスタートしました。

ありんくりんとは、沖縄の方言で「あれもこれも」という意味で、ちょっとした不安や悩みどんなことでも手厚くサポートし、「だれでもいつでもみんなの居場所に」を目指しみんなの居場所作りをしているのです。

個別指導用の個室（4畳3部屋）と、自習用の仕切りがある学習机が備え付けられている小集団指導もできる個室（11畳1部屋）があり、部屋の上にはジブリのイラストがそれぞれ飾られてます。

また、個室は1時間1000円でレンタルスペースとして貸出しもしており、一般の利用も可能でWifiも完備されているのでテレワークやリモート会議にも使え、各個室には床暖房も設置されています。

「ありんくりん」をはじめてから3年、代表の元小学校教員の丸山さんに今の子供たちの抱える状況と、今後の「ありんくりん」のあり方についてお話を伺いました。

立川新聞

だいぶ日常に戻りつつあるこの頃ですが、ここ数年のコロナ禍が子供たちに与える影響についてはいかがでしょうか？

丸山さん

コロナ禍により、子どもたちの日常がマスク越しでコミュニケーションをすることになり、学校での過ごし方の影響がとても心配です。

子どもたちは、学校での生活を通じて、社会性を身につけますが、コロナ禍により、学校行事やクラブ活動などが制限され、人間関係が希薄になり、社会性を身につける機会が減少しました。

それとコロナ禍による不安感やストレスは、子どもにも影響を与えています。学校や家庭での環境の変化により、精神的な負荷が増加し、ストレスを抱える子どももいます。

立川新聞

そうですね。そんな状況の中「ありんくりん」が目指すものは？

丸山さん

もともと障害のある子や学校へ行き渋っている子たちの居場所として、勉強や遊びを提供する「ありんくりん」を立ち上げ3年が経ちましたが、子どもたちを取り巻く環境が変化していく中で、問題を抱えた子どもたちの居場所として「ありんくりん」を利用してもらえるように活動できればと思います。

子どもたちにとって居場所は、心身の成長に欠かせないもので、居場所があることで、安心感や自信を持ち、自分を表現する場所として、自己肯定感を高めることができるのです。

まだまだこのような子どもたちのための居場所がある事を知らない方が多いので、知ってもらえるように活動していきます。

塾長　丸山亮子　　　
東京学芸大学教育学部　国語学科　卒業
主に立川市内の小学校に４０年間勤務
（内２年間特別支援学級担任）
2014年９月　NPO法人ゆいまーる　設立
2015年６月　放課後等デイサービスゆいまーる　開所
2018年８月　放課後等デイサービスかりゆーし　開所
2020年６月　合同会社ゆいまーる　設立
2020年７月　個別支援学習塾ありんくりん　開塾

講師の紹介

一緒に相談しながら解決していく「ありんくりん」の経験豊富な講師たち。、おやつ作り・お菓子教室・理科実験・ギター・習字・リラクゼーション・リコーダー等の先生もご紹介できます