立川第八小学校のPTAの皆さんが企画したプロジェクト「むくの木ひろば」。
先週、知り合いからおもしろそうな取材ネタがあるので取材してみては?とお誘いががあり、11月13日(土)に立川第八小学校へ久しぶりに取材へ行ってきました。
はじめて立川第八小学校を訪れたのですが、まぁー校庭が広いのなんのって。
そして、昭和記念公園のみんなの原っぱにある「大けやき」に匹敵するほどの「けやき」がどーんと校庭にあるんです。
何があるのって? そう、今日この八小のグランドで花火が上がると聞いて取材に来たんです。
どこの学校もそうだと思うのですが、コロナの影響で行事が中止になったりして…立川第八小学校でも本来9月に行われる予定だった「むくの木ひろば」。校庭で手持ち花火をしたり、キャンプファイヤーでフランクフルトやマシュマロ焼きを体験したり・・・その行事が延期になり…
今年もコロナ一色ではじまり、多くの子どもが我慢を強いられて・・・
子供たちのとびっきりの笑顔をみたい!
丸山PTA会長のひとことから動き出したのです。コロナ禍だからとあきらめるのではなく、どうにか知恵を絞ってやってみよう!と2年ぶりの「むくの木ひろば」を開催することになりました。
最初は手持ち花火や吹き上げ花火をしようと企画していたのですが、青梅のPTAで花火大会を開催したという記事をネットで見つけ、紆余曲折の末、秩父の金子花火さんが子ども達の笑顔のために協力してくれることに。2.5号玉と3号玉が75発程度(時間にすると10分程度)打ちあがる予定。花火を見るところから65メートルの距離をとり花火を打ち上げます。
太陽が傾き、花火の打ち上げの時が近づいてきます。
混雑を避けるため事前の告知なし、校庭で花火を見るには、夜の開催、コロナ禍ということで八小児童のみ参加可で事前申込制、保護者1名のみ同伴必須など条件が厳しい中での開催となります。
「むくの木ひろば」は打ち上げ花火だけでなく、当初予定していたよりも大きなイベントになっていき、丸山会長とPTAの皆さんの積極的な働きかけで、なんと、立川市キャラクターのくるりん、立飛グループのキャラクターたっぴくん、たっぴちゃんも来てくれることに。
そして、地域の子供連合会の皆さんがゲームを盛り上げ、八小金管バンドも久しぶりに演奏を披露することになり、地域の盛り上がりにつながります。
八小金管バンドによる演奏、幸子連・栄子連のジュニアリーダーによるくるりん、たっぴくん・たっぴちゃん出演のクイズ大会と進み、いよいよ、打ち上げ花火のカウントダウンがはじまります。
ヒューーーーーーパバババーン。ヒューーーーーーーーーーーーーーパババーーバーン。
打ち上げ花火の様子は動画でご覧ください。
いち年、いや、2年ぶりに間近で観る花火に子どもたちはキラキラした目で花火を見上げ、とびっきりの笑顔で溢れた11月の夜。いい思い出になったはずです。
今回の企画を通じて編集部が感じたことは、大人数が集まる大規模な花火大会から、withコロナの時代ではスモールな打ち上げ花火もありで、こういった行事や地域のイベントなどで打ち上げ花火が出来ることを教えてもらいました。そして費用についても行事が中止になったのでPTA会費だけで賄えたこともすごいなぁと思いますし、やればできる!ことを強く感じました。
今回協力してくれた金子花火さんも打ち上げる秩父の花火。山車と花火の絵が圧倒的にすごい!今年は残念ながら中止のようですが来年は観に行きたいと思う編集部でした。
伝統の技火の芸術 秩父の花火
株式会社金子花火 埼玉県秩父市山田3番地 phone:0494-22-1508
文・写真:Yuji Toda
立川新聞編集長/カメラマン
https://www.yujitoda.com/